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かじつブログ

東大現役合格講師が考える、試験合格のためのシンプルな3ステップ

みなさんこんにちは!かじつそろばん教室です。


そろばんには検定試験があり、級位や段位を取得するには検定試験に合格する必要があります。


そろばん以外でも、中学受験や入社試験、資格試験など、人生ではさまざまな試験を受ける機会があり、合格を目指していきますよね。

試験に合格するためには猛練習!というイメージがありますが、戦略的に合格の可能性を上げるためには、他にもやるべきことがあります。


この記事では、

・何かの試験に合格したい!
・練習はしているけれど、なかなか合格できない…

という方々に向けて、試験合格のための3ステップを解説します。


講師の根岸は、そろばんの検定試験の最高位である十段まで合格した経験をベースに、東京大学に現役合格し、IT関連の資格を多数取得するなど、さまざまな試験に合格しています。


この記事の内容が、少しでもみなさんの合格のサポートになれば幸いです。


それでは早速、説明していきましょう!


※この記事の内容は、動画でもご覧いただけます。

1. 試験内容をよく知る

まずは、試験の内容や合格の条件を「よく」知ることです。


あたり前すぎて拍子抜けかもしれませんが、これがどれくらいできるかで、難しい試験なら合格か不合格かは半分以上決まってしまうと言っても過言ではありません。

知ってるよ?「かけ・わり・みとりの3種目とも、15問中10問正解、100点で合格」でしょ?
(全珠連の珠算検定の場合)

たしかに、それ自体は正しい答えです。


それでは、このような質問はどうでしょう?

・かけ算の問題は、何ケタ×何ケタ?それぞれ何問ずつ出る?
・わり算は、小数の問題が何問出る?
・みとり算の問題は何口?ひき算は15問中何問?


つまり、試験の特徴をどれだけ解像度高く捉えられているかがポイントです。


試験のことをよく知ることは、その対策を打つという技術的なことに加えて、


本番で精神的な余裕を持つことにもつながります。


さらに、試験が行われる日時、場所、環境などを把握することも大事です。


例えば、実際の試験は朝の9時から始まるのに、夜にばかり練習していたら、一日の中で頭の働き方も違いますから、本番のための練習としては不十分でしょう。


その試験に本当に合格したければ、まず初めに、その試験の特徴をできるだけ細かく把握することをオススメします。

2. 今の自分をよく知る

次に、今の自分のことも「よく」知りましょう。

「自分のことなんてわかってるよ。わり算だけ80点だから、あとはわり算を練習すればいいんでしょ?」

この場合、たしかにわり算の練習が必要なことは間違いないでしょう。


では、わり算のどんな練習をしますか?
問題をたくさん解いたり、時間を測って練習したりするだけでしょうか?


時間が無限にあるなら、それでもいずれ合格することはできるでしょう。


ただし、「来週ある次の試験で合格したい」「他の習い事との兼合いで練習時間があまり取れない」という場合は、そうはいきません。


自分の弱点を正しく把握し、弱点を克服するための練習をすることが、合格への一番の近道です。


弱点を把握するためには、点数の情報だけでは不十分です。


例えば、

・解いた題数と正解率の関係
・各種目の問題パターンごとの正解率
・自分の間違い方パターンの傾向


といった、客観的なデータにもとづく分析が必要不可欠です。


かじつそろばん教室では、「そろばんデータポータル」という独自のデータ分析の仕組みを開発して、生徒一人ひとりの特徴を分析しています。



また、そろばんの技術的なことだけでなく、メンタルの特徴も把握しておく必要があります。

・本番に強い?弱い?それはなぜ?
・新しい環境でも、普段と同じ力を発揮できる?

例えば、「本番に弱くて…」という方もいますが、苦手意識があるからといって、それだけでは不利にはなりません。


苦手意識をそのまま放置することこそが、不利になる原因です。
苦手の原因が把握できて、その対策を打てれば、むしろ強みにもなります。


適切な対策を打つために、自分の状態をよく知るようにしましょう。

3. 自分を合格条件に近づける

試験のことを知って、自分のことも知ったら、あとはそのギャップを埋めていきましょう。


ギャップを埋める作業は、山登りに似ています。


今自分がいる位置から、合格という名の山頂まで登っていくわけですが、登山道は一つではないですよね。


自分にとって最適なルートがどれなのかを考えて、ルートを選んでからそのルートを進む、という順番になります。

・ルートを選ぶ = 練習内容を考える
・ルートを進む = 練習する


試験と自分を「よく」知っていれば、自分を合格に近づけるための最適なルート=最適な練習内容をピンポイントで選ぶことができるはずです。


また、冒頭に「試験合格のためには猛練習!」というイメージを書きました。


練習とはルートを進むことですので、たしかに山頂にたどり着くために必要なことではありますが、最適なルートを選ばないと、効率良く山頂にたどり着くことは難しくなってしまいます。


合格という目的においては、練習は合格に近づくための工程の一つに過ぎない、という意識を持って、練習量だけに頼らないようにしてほしいと思います。


ある程度練習したら、もう一度「2. 今の自分をよく知る」に戻って自己分析をして、最適なルートを進んでいるか確認した上で練習を重ねると、なお良いでしょう。


なお、ここまでの過程をしっかり踏んでいれば、次のタイミングでは試験を受けないという判断もしやすくなります。


不合格を恐れすぎて試験を受けないのはもったいないですが、実力が大きく不足するままで試験を受けてしまうと、自信の喪失にもつながります。


次の試験を見据えた戦略的撤退も、立派な作戦です。


まさに、孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」ですね。

そろばんで試験の経験を積む

世の中にはさまざまな試験がありますが、そろばんの検定試験には下のような特徴があります。

・シンプルな試験内容のため、対策を立てやすい
・スモールステップでレベルが上がり、何度も合格できる


試験の成功・失敗の経験を積み重ねることで、その後の中学受験や高校・大学受験、資格試験などに活かしていってほしいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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